昨年発売されたSIM MAXレスキューは大いに反響があった。もともとレスキューは、ロングアイアンの飛距離をやさしく打てるように、というアマチュアのために生まれたクラブであったもので、PGAツアーのプロが使うことは稀だ。
その常識が破られたのが2020年1月。
マキロイのバッグに入っていたのが、SIM MAX レスキュー。そしてそれに続き、ダスティンジョンソンもSIM MAXレスキューを2本バッグに入れたその週、トラベラーズチャンピオンシップで優勝を飾った。
PGAツアーで使われたことは、次世代のレスキューSIM2とSIM2 MAXレスキューの開発に大いに影響を与えた。
レスキューはロングゲームを助けるクラブ。そして、地面から打つクラブであるため、ソールの抜けの良さはもちろん、そして飛距離性能および正確性が求められる。
そこで、本来は芝の摩擦によりインパクト時に減速してしまうところを、加速したまま当てるための“Vスチールソール”、フェース下部のスイートエリアを広げる“貫通型スピードポケット”、「飛んで」「曲がらない」テーラーメイド独自技術「ツイストフェース®」といったテーラーメイドが誇る技術を搭載。それにより、ミスへの寛容性が高く、安定性・再現性の高いレスキューが誕生した。
また、前作ではウッド型のレスキューのみだったところ、今回はアイアン型のレスキューもラインアップに加えることで、ゴルファーの幅広い要望に応えるレスキューシリーズとなっている。

まず、SIM2 レスキュー。
こちらはヘッドをすべてを黒で統一させたアイアン型のレスキュー。±1.5°のロフト調整も可能で、ウッドの飛距離とアイアンの操作性を兼ね備えたモデル。
コンパクトなヘッドと、わずかにオープンなトップラインに仕上げる事で玄人好みのシェイプを演出し、レスキューの寛容性を享受しながら、グリーン上のターゲットをピンポイントで狙える。
フェースには“高強度C300マレージング フォージドツイストフェース”を飛んで曲がらないフェースに打感をプラス。また、このアイアン型のレスキューにも“Vスチー”ルを搭載し、アイアン型ながらも更なる抜けの良さを感じることができる。

また、SIM MAXレスキューは再設計されたVスチールソールが特長。
あらゆるライから打てるようにデザインされた抜けの良いVスチールソール。これが今回再設計されたことで、重量バランスが最適化され、低重心で寛容性・飛距離性能共に高いクラブとなった。
洗練されたリーディングエッジと広いフェースエリアは、操作性と安心感の両者に寄与し、クラウンデザインもドライバーとフェアウェイウッドの流れを踏襲。もちろん、フェースには“高強度C300ツイストフェース”を採用し飛距離と高弾道でグリーンをやさしく狙えるレスキューだ。
SIM2レスキュー、SIM2 MAXレスキューの最大の違いはその見た目であるものの、両モデルともゴルファーを満足させることを旨とし、ゴルファーのロングゲームを助けるために生まれた。
米国のツアープロもバックに入れるようになった今、1本と言わず数本入れることでロングアイアンの飛距離を簡単に手に入れてみては。

1: SIM2レスキュー
ウッドの飛距離を持ちながらもアイアンの操作性を兼ね備えているため、アイアン型のシェイプを好むゴルファーにおすすめ。わずかにオープンなヘッドラインがアドレス時の安心感をもたらす。
※セレクトフィットストア限定モデル
2: SIM2 MAXレスキュー
ソールの接地面積を減らすことで、抜けの良さを実現した「Vスチールソール」を採用。弾きの良いツイストフェースと高い寛容性でしっかり飛ばして狙えるレスキュー。ロングアイアンよりも使いやすく、幅広いゴルファー向けのモデルとなっている。