米国男子ツアー初出場を果たした池村寛世プロと振り返る2020
Miki Hirata 12月 28, 2020
今年1月、自身初となる米国男子ツアー「ソニーオープン」に出場した池村寛世プロ。その後の試合でも活躍を期待されていたものの、国内男子ツアーは新型コロナウィルスの影響で試合中止が相次ぎ、年間試合数6試合と大幅なスケジュール変更となった。そのような中でも「手ごたえを感じた」と語る池村プロとともに2020年のプレーを振り返った。
Q. 2020年を振り返りどのような1年でしたか?
今年は目標としていた「ゴルフ日本シリーズJTカップ」に出場できたので、満足のいく1年でした。ずっとシードを獲得して「JTカップ」に出場するのが夢だったので、試合数が少ない中で出場ができ大満足でした。
Q. 今年、成長を感じたのはどのような点ですか?
今年は5試合出場して全試合で20位以下がなかったことですね。自分の中でもすごく安定していて、調子が悪い時でもゴルフマネージメントを落ち着いて出来たのかなと思います。そこは少し大人になったと思います。
Q. 2020年1月には自身初となる米国男子ツアー「ソニーオープン」にも出場されましたが、いかがでしたか?
今回、初めてマンデートーナメントを通過したので嬉しかったです。日本のマンデートーナメントもアマチュアを含めると15回出場していますが通過したことがなく、正直、米国男子ツアーのトーナメントも通過できるとは思っていなくて。試合も緊張することなく楽しむことができました。
Q. 世界のトッププロが出場する米国男子ツアーで感じたことは?
ドライバーの飛距離では上位に入ることができたので、飛ばしに関しては自分も戦えるのだと思いました。ただ、試合中は風がとても強くて、そこに対応出来なかったことやアイアンの距離感の調整が自分は不足していたので、やはりすごいと思いました。特に、優勝したキャメロン・スミスは、4日間で1度もオーバーパーを打っていなかったので、全然レベルが違うなと感じましたね。
Q. この試合から、学んだことなどはありますか?
芝によってアイアンを変えることの必要性を強く感じました。やはり、海外のゴルフ場の芝は違うじゃないですか。芝によって抜けが違うので芝に合わせたクラブセッティングを考える良い機会になりました。
Q. 昨年と比較するとフェアウェイキープ率が4.1%上がっていますが、何か変えたことはありますか?
逆に、今までに比べ意識することが少なくなりました。これまではフェアウェイキープ率というよりも球を捕まえることや、球を置きにいくことを意識することが多かった。ですが、ドライバーをSIMグローレに変えて、捕まえなくても捕まるので、意識することが減った分とても楽になりました。
Q. シーズンオフの予定は?
トレーナーの下で身体づくりをしようかなと思っています。
Q. シーズンオフ中のゴルフ以外での楽しみは?
サッカーですね。元々、サッカーをやっていたので、毎月社会人サッカーチームと一緒にやっています。最近はゴルフ場でサッカーをするフットゴルフも始めました。来年は栃木のセブンハンドレッドクラブでフットゴルフのワールドカップが開催されるんですよ。千葉にもあるので、今度友達と行く予定です。
Q. 最後に来年の課題と目標を教えてください。
目標はツアー優勝です。早く勝って報告に来たいです。課題はアイアンの引き出しを増やすことです。JTカップでも芝の違いに悩まされ、芝に対応するためにもクラブセッティングを考える必要性を感じたので、来年はそこが課題ですね。
試合数が少ない中、着実に次のステップへの道筋を見つけ、そこに向けた新たな取り組みについて語ってくれた池村プロ。2021年は課題を克服し、初優勝を飾って欲しい。
#チームテーラーメイド#池村寛世